コードの話し 音程その2
音程は1回で終らせて、3声のコードに行こうと思ったですが、やはり、
まだやることがあるので、音程というか、和音に入る前の準備をもう
一回やります。
またかいと思ってる人、ごめんなさい
^^;
音程の前に一般的な話し
音名について
ドレミファソラシドてやつは、たしかイタリア語ですね。
これが英語だと
CDEFGABCとなります。
ちなみに日本語だと
ハニホヘトイロハ
になります。
ドレミとCDE、ハニホの関係は
ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド
C D E F G A B C
ハ ニ ホ ヘ ト イ ロ ハ
となります。
先のCメジャースケールは、日本語読みだと、
ハ長調の音階
ということになります。
英語読み、日本語読み、ともにラの音がAとイで先頭になるんですねぇ。
短調だとAで始まるわけですから、長調より優先されてるんでしょうか??
コードは英語圏で発達してきたものだからでしょう。
英語読みであらわしますね。
これにもなれておきましょう。
調の話
前にCメジャースケールについて、これはC(ド)からはじまる全全半全全全半
の間隔を持った音階という話をしました。
全全半全全全半という音階を長音階だという話もしましたよね。
では、D(レ)から始まる長音階はDメジャースケールで、これはドレミでいうと
レミファ#ソラシド#レ
となります。
#は2個つきますね
同じようにEから始まる長音階はEメジャースケール
ミファ#ソ#ラシド#レ#ミ
となります。
#は4個つきますね
このように、音階は1音上がる毎に#は2個づつついていきます。
ではCメジャースケールから1音下げたBbのメジャースケールだと
シbドレミbファソラシb
ですから、1音さがる毎にbは2個づつふえていきます。
このあたりのことは、また後ほどゆっくり。
曲がどの音階を中心に構成されているかを調(キィ)といいます。
Cメジャースケールの曲の場合、この曲のキィはCメジャーといいます。
日本語だとハ長調ですね。
曲の調を変えるのを移調といいます。
ボーカルの音域とか、管楽器の都合(あれはBbとかEbとかが都合がいい)に
合わせて曲のキィを変えることなどよくあることです。
また曲の途中で調が変わることを転調といいます。
さて、音程にはP1 m2 M2 m3 M3 -4 P4 +4 -5 P5 +5 m6 M6 m7 M7 P8がある
という話をしました。このうち、-4とM3は同じなので、これはM3とします。
また+4と-5は同じなので、これは+4とします。
すると、P1 m2 M2 m3 M3 P4 +4 P5 m6 M6 m7 M7 P8
の13種類の音程があるわけです。
これら音程は長音階のなかでどこに現れるでしょうか??
Cメジャースケールで考えると、鍵盤そのままなんでわかり易いですよ。
P1 ド/ド レ/レ ミ/ミ....シ/シで7種類
P8 上に同じでやはり7種類
m2 半音1個分なのでミ/ファ シ/ドの2種類
M2 全音1個分なのでド/レ、レ/ミ、ファ/ソ、ソ/ラ、ラ/シで5種類
m3 全音1個+半音1個で、レ/ファ、ミ/ソ、ラ/ド、シ/レで4種類
M3 全音2個なので、ド/ミ、ファ/ラ、ソ/シで3種類
P4 全音2個+半音1個で、ド/ファ、レ/ソ、ミ/ラ、ソ/ド、ラ/レ、シ/ミ
で6種類
+4 全音3個で、ファ/シ、シ/ファの2種類
P5 全音3個+半音1個で、ド/ソ、レ/ラ、ミ/シ、ファ/ド、ソ/レ、ラ/ミ
で6種類
m6 全音3個+半音2個で、ミ/ド、シ/ソの2種類
M6 全音4個+半音1個で、ド/ラ、レ/シ、ファ/レ、ソ/ミの4種類
m7 全音4個+半音2個で、レ/ド、ミ/レ、ソ/ファ、ラ/ソ、シ/ラの5種類
M7 全音5個+半音1個で、ド/シ、ファ/ミの2種類
ややこしいですけど....長/短についていえば
2,3度の場合は
長(M)だと半音の音程が入りません。
短(m)だと半音の音程が1個入ります。
6度以上の場合
長(M)だと半音の音程が1個入ります。
短(m)だと半音の音程が2個入ります。
半音の音程というのは、長音階上ではミとファ、シとドですから、
2,3度の場合は
長音程は、ミとファまたは、シとドを通らない。
短音程は、ミとファまたは、シとドのどちらかを通る。
6度以上の場合
長音程は、ミとファまたは、シとドを1回通る。
短音程は、ミとファまたは、シとドの両方を通る。
というように覚えると覚えやすいです。
また、先に+4と-5を同じとしましたが、
増4度(+4)は半音の音程を通らない、ファ/シだけ
減5度(-5)は半音の音程を通るシ/ファだけ
とする考えもあります。
あ、そうそう、これはオクターブ内の話です。
オクターブを超えるインターバルの話はまたそのうち。
あ、そうそう、完全音程は増/減するといいましたが、長/短音程も
増/減します。
長/短音程の場合、増は長音程が半音上がったもの、減は短音程が
半音下がったものなんですが、フツウはあんまし使いません。
ギターの指板上で、各音程をみてみましょう。
TABだと思ってください。^^;
6弦から始まった場合です。
1| | | | | | |
2| | | | | | |
3| | | | | | |
4| M6 | m7 | M7 | P8 | | |
5| M3 | P4 | +4 | P5 | m6 | |
6| | P1 | m2 | M2 | m3 | |
5弦から始まった場合です。(6弦と同じですね)
1| | | | | | |
2| | | | | | |
3| M6 | m7 | M7 | P8 | | |
4| M3 | P4 | +4 | P5 | m6 | |
5| | P1 | m2 | M2 | m3 | |
6| | | | | | |
4弦から始まった場合です。
1| | | | | | |
2| m6 | M6 | m7 | M7 | P8 | |
3| M3 | P4 | +4 | P5 | m6 | |
4| | P1 | m2 | M2 | m3 | |
5| | | | | | |
6| | | | | | |
3弦から始まった場合です。
1| m6 | M6 | m7 | M7 | P8 | |
2| m3 | M3 | P4 | +4 | P5 | m6 |
3| | P1 | m2 | M2 | m3 | |
4| | | | | | |
5| | | | | | |
6| | | | | | |
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